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ストレングス
「最上志向」部下の強みの活かし方

1.資質の特徴
「最上志向」を上位に持つ人は、すでに良い状態にあるもの に自然と目が向きます。
ある程度うまくいっている仕事、才能が見え始めている人、可能性を感じるプロジェクトなど、そうしたものを見つけると、「これ、もっと良くできるよね?」と考え始めます。
同時に言えることは、優れたものを見出す審美眼を持っている人。
本人すら気づかない強みを見出し、見つけるとそれを磨きたくなる。
磨くと光る素材を見出し、見つけるとダイヤモンドになるまで磨き上げることにエネルギーを注ぐのが、この資質の特徴です。
同時に「最上志向」は、投資対効果(ROI:Return on Investment)を非常に重視します。
「ここに時間とエネルギーを使ったら、どれくらいの価値が返ってくるのか?」
この問いが、無意識のうちに働いています。
2.部下の強み
🔹質の高い仕事
「最上志向」上位の部下は、レベルの高い仕事の成果を目指します。
正確性や資料の見やすさわかりやすさを常に考え、細部にわたってよりクオリティの高い資料を作成したり、前例にこだわらず、より良い成果が出るよう工夫していきます。
仕事をする以上はプロフェッショナルでありたいと考え、自己研鑽を怠らない人でもあります。
🔹改革改善のリーダー
常により良いものを目指し、無駄を嫌うので、息するように改革改善を重ねていきます。
前例踏襲を嫌い、去年よりももっと質の高い成果を、より効率的にと考え、仕事を見直していきます。
担当業務の効率化のみならず、組織や大きな業務体系の見直しにも力を発揮します。
🔹チームの基準を上げる
常により良く、効率的にを目指す意識は、チーム全体の仕事の基準を引き上げる存在でもあります。
積極的に改善を提案したり、メンバーの強みを活かした役割分担を考えたりと、チーム全体が効率良く成果を上げられるように考え続けます。
凡庸を嫌い、「常により良く」をチーム全体に浸透させます。
3.関わり方
🔹新しい分野を切り開く役割を与える
日常業務よりも、新規のプロジェクトや改革のタスクチームなど、新しい分野を切り開く仕事にモチベーションを高めます.
難易度の高い仕事ほど、力を発揮する部下です。
🔹強みを活かせる仕事を任せる
得意としている仕事を振られると俄然やる気になって力を発揮しますが、苦手なことを求められるとモチベーションを落とします。
切れ味の鋭い刃物のような資質なので、上記ののように、その切れ味を活かせる仕事で変化を生み出させることがチームへの貢献になります。
4.注意点
🔹ものごとを大きく変えたがる
改革改善の意識が高く前例踏襲に拘らないことは強みですが、より良くしたい想いが強く、極端な改革に走ったり、周囲の反応よりも仕事の質の高さを優先して周りと衝突することがあります。
ものごとを良くしたい思いは大事にしつつ、周囲の人の感情に目を向けさせることで調整させたり、間をつなぐ潤滑油役を付けて補完させるなどの配慮が必要な場合もあります。
🔹好き嫌いが激しい
自分が得意な分野には情熱を傾けますが、興味がない仕事にはあっさりとしたところがあります。
人の強みを見出す力がある分、自分に向いていない仕事を頼まれると「なぜ自分が」という思いになり、モチベーションを落とします。
その仕事の意義や全体像、それにより部下が得られる経験や能力など、任せる意図を伝えてください。
🔹問題解決ばかりさせない
プラスの状態をより良くしたい「最上志向」の部下は、マイナスな状態を扱う問題解決ばかりさせられるとモチベーションを落とします。
改革改善力で問題解決は得意ではありますが、むしろより良いものを作りたいので、問題解決ばかりだとストレスが溜まります。
(注意)
・「ストレングスファインダー」及びその資質名は、ギャラップ社に権利があります。
・資質は単独で現れるのではなく、他の資質と影響し合って出現します。同じ資質を上位に持っていても、他の資質との関係性で違った出方をする場合が通常です。ここでは資質単体での説明をしています。
・ここで書かれる内容は私の知識・経験に基づくものであり、ギャラップ社の公式見解ではありません。