「社交性」マネージャーの強みの活かし方
「マネージャーのためのストレングスファインダー®」というプログラムをご提供していますが、その中から、マネージャーが強みを自分のマネジメントにどう活かすのか、資質別に解説していきます。
1.ストーリー
明るく誰とでも打ち解けられる性格がうらやましいなあと思ってるけど、一番すごいと思うのはそのネットワーク力。
「どこで知り合ったんですか?」というような人とつながっていて、何かあるとすぐ相談に行ったり、サポートを頼む。逆に色々お世話をしているところもよく見かける。初めての顧客ともすぐに仲良くなり、10年来の友達のように話をしている姿もいつもながらすごい。
「自分で考えるより詳しい人に聞いた方が早いし、自分の考えってしれてるじゃない」と言って、ネットワークを自分のデータベースのように活かしている。
2.どのような資質か
人との関係性を築く才能です。
初対面の人とすぐ仲良くなり、初めての場に出かけることも躊躇しません。
常にフレンドリーで、多くの人を惹きつける魅力を持っています。
相手に嫌われたくないという思いも強く、そこで我慢したり妥協してしまうと残念な使い方に。
3.マネジメントへの活かし方
部下に対してこまめに声かけしたり、明るく話しかけることでチームのムードを高めます。上司部下の間の距離が近いので、率直に意見を言い合える心理的安全性の高い職場づくりを無意識にしています。
多様なネットワークを持ち、部下が困ったときに気軽に協力してもらえるパートナーがいます。相談されるとすぐ電話したり、「ちょっと行ってくる」と言って上手く根回ししてくれる頼りになる存在です。
社内の他部署や他社との交渉ごとにおいても、上手に相手と信頼関係を築き、自分達の要望を受け入れてもらう交渉力があります。
豊富な人脈は、そのまま知識のデータベースになっています。アイデアが行き詰まったときなど、知識経験を持つ知人に尋ね、新しいアイデアや切り口を見つけてくれます。部下との関わり方に悩んだときも、経験豊富なメンターに相談して対応法を考えます。
4.リーダーシップスタイル
EQリーダーシップ(D.ゴールマン)の分類で言うと、心理的安全性の高い職場を作る「関係重視型」のリーダーシップです。
部下とのコミュニケーションを密にして、お互いが信頼し合える関係性を築きます。
5.注意点
相手との関係性を重視するあまり、厳しいことを言わないといけないときに躊躇してしまうことがあります。部下の将来の成長を考え、役割として「叱る」ことも大切です。
(注意)
・「ストレングスファインダー」及びその資質名は、ギャラップ社に権利があります。
・個々で書かれる内容は私の知識・経験に基づくものであり、ギャラップ社の公式見解ではありません。