一見の価値あり
先日は、宮崎県日向市役所でのメンター研修でした。
「メンター」「新採トレーナー」と名称はそれぞれですが、新採職員に教育係を置く取り組みが多くなってきているように感じます。
昨年は延岡市役所のメンター制度構築のアドバイザーをさせていただきましたが、これまで職場に任せていた新採育成を、組織としてきちんとやっていこうという意識が高まってきたのだと思います。
背景としては、
・職員数がきつきつの状態で仕事をしており、新採に即戦力として働いてもらわなければならない。
・組織内のコミュニケーションが希薄になり、教える余裕もないので自然とは育たない。
・メンタルダウンする職員が増えており、スムーズに職場に適応させるためのサポートが必要。
などがあります。
また、新採職員を育てる中で、「メンター自身の指導・育成力、マネジメント力を高める」ということも、大きな裏テーマになっています。
今回の研修では、最初に部署の課長、係長、メンター、新採職員が一緒に座り、人が育つ環境や成長するために必要な意識・行動を考えてもらうとともに、
1年後にどんな状態に成長して欲しいのか、リクエストし合う時間を取りました。
そのうえで、メンター研修としてコーチングスキルを学んでいただいたところです。
ところで、今回伺った日向市役所は昨年建て替えられたばかりの庁舎。
それがとてつもなく素晴らしい!!!
木をふんだんに使った庁舎で、所々にミーティングできるコーナーがあったり、市民の方がリラックスできるテラスが各階に設けられています。
「市民が訪れやすい庁舎」ということをよく言いますが、用事も無いのに市役所に来る人はいないよなと思ってました。
しかし、この庁舎なら来ますよ。
実際に、高校生がミーティングコーナーで勉強していたり、3階のテラスで市民の方同士でおしゃべりしている風景が普通にあります。
下手なスタバより快適な庁舎。
市民と気軽に会話する「場」として、とても活用できると思います。
あとはどう使っていくか。
楽しみです。