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人事担当者に活きる「個別化」

 

こんにちは。

ストレングスコーチの丸本です。

 

マイコーチとのセッションの中で、以前の出来事を思い出しました。

コーチングの勉強会に参加したときの話しです。

 

コーチングの組織への活用についてグループで話し合っていた際、私が何気に、

「うちの職員数380人くらいなので、全員の顔と名前、その人がどんなタイプで何が得意か・苦手かくらいは把握できるんですよね。」

と言うと、

「できないでしょう。普通。」

と返されたました。

 

「えっ、できないの、普通?」

とビックリしたのですが、今思うと、それは「個別化」の資質を持っているゆえの「普通」。

加えて言うと「戦略性」もあるので、その人がその環境でどう行動するか、同じ職場の人とどんな反応をするかもわかります。

 

人事にいた時にいろんな職場の相談を受けましたが、「○○さんについてなんですけど」と言われると、話しを聞く前に「ああ、○○したんでしょう」と返して驚かれることも多くありました。

 

「個別化」の資質は、その人がどんな思考・感情・行動を取るのか、暫く様子を見ていると把握できます。

「戦略性」があると、人の組み合わせや担当業務等どんな環境に置くとどう反応するかも見えるので、そこを踏まえた人員配置ができるのが人事担当者としての強みの活かし方でした。

 

知り合いの人事権を持つマネージャーの方は、同じタイプばかりの職場には、あえて違うタイプの人間を入れることで化学反応を起こすということを言われてました。

それも、きっとこうなるはずという先が見えるから。

その方も、「個別化」「戦略性」の資質を持つ方です。

 

「育成」という点でも同様です。

その人のタイプを理解しているので、次のステップに上がるために必要な環境に異動させます。

一般的な異動と異なる場合もあるので、前向きに取り組んでもらうよう理由も伝えるようにはしますが。

 

思い起こすと、人事担当者の時は、この「個別化×戦略性」に随分助けられていた気がします。

 

 

この強み使いはコーチとしても同じです。

クライアントとのセッションの中で、その人の考え方、受け取り方、行動のパターンは見えてきます。

 

どう行動するかはクライアントが選びますが、

・クライアントが見えていない現状を姿見の鏡のようにフィードバックで返す

・先を見越して選択肢を増やす

・先を見越してバックアッププランを考えてもらう

・先を見越して放置する(^.^)

 

といったことをやっています。

 

人事に、コーチングにと、いろいろ助けてくれたパートナーのような資質です。

 

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