人材マネジメント部会第3回研究会
こんにちは。
人と組織の強みを活かす、ストレングスコーチの「まるさん」こと、丸本昭です。
昨日、一昨日の二日間、
早稲田大学マニフェスト研究所人材マネジメント部会、第3回研究会が開催されました。
今回も幹事の一人として参加させていただきました。
開始前には人マネの北川顧問、出馬部会長からの挨拶もあり、幹事団も直立不動。
マネ友の皆さんも少し緊張した感じでした。
これまでの2回と違い、今回は全国98自治体、300人の参加者が一堂に会する研究会。
会場いっぱいに詰めかけた皆さんの姿を見ていると、圧巻です。
そして、この人数の自治体職員が、地域や組織をより良いものにするために活動していることに興奮を憶えました。
今回のプログラムは、
一日目が北川顧問からの人マネ設立の趣旨、基本となる考え方の講話、出馬部会長からの基調講演という、基本的な考え方、視座を得る一日。
二日目は一転して、参加者同士のペアワークを一日繰り返す対話の時間。
一日目の基本的な考え方が染みこんでいく印象を持ちました。
北川顧問のお話で印象に残ったのは、
・「役所はこんなもんだ」といった考え方がドミナントロジック。言った途端、思考停止でやらないと言っているようなもの。
・業務命令で意識行動は変わらない。気づきがなければ。必要なのは「対話(ダイアローグ)」。お互いの話し合いにより、「納得」して進めよう。
・人マネは「何のために」「誰のために」「どのようにして」を考える場所。立ち位置を変えて判断する必要がある。
・今求められるのは「断絶」。これまでの「継続」ではない。
・ビジョンとミッションで組織は1つになる(何のために、誰のために、どのようにしてを対話する組織)。
・改革のマネジメントが起こる組織にする(気づき⇒誘発⇒相互作用⇒爆発)
また、出馬部会長からは、
・気持ちよく仕事ができる職場は、皆が目標を共有している。良い職場はそれをしょっちゅう口にする職員がいる。強みを活かし合う適切な役割分担と、互いに声をかけてる「ちょっとした対話」がある。
・マネジメントとは優先付け。増え続ける業務の中で、仕事を減らせるのは経営層だけ!ミドルアップダウン経営の主役(管理職)が、上への改革の意見具申と、「こうなったらいいね」を言える職場を作る所属部署のマネジメントが必要。
・優先順位とは、ありたい姿を描き、逆算すること。そこから一歩踏み出す勇気が生まれる。常にリソースは足りない。弱みを他の人の強みで補うことが必要。
・「こうしたい、こうすれば」が言える職場は、生産性が高まり、ミスも減る。心理的安全性のある職場はトラブルが減り、メンタル不調の人も減る。バランスを取るために必要なのが対話
そして、「ほんとの笑顔を作れるプロフェッショナルを作りたい」という言葉が印象的でした。
これらの話を踏まえ、二日目は対話の一日。
個人のビジョンから組織のビジョン、地域の部ジョンへと広げながら、「ありたい姿」を考え続けた一日でした。
次はいよいよ行動計画を考えるステージです。
現状分析を踏まえ、ありたい姿を考え、それらをつなぐ道筋をどう考えるか。
次回が楽しみです。