管理職のマネジメントに活用できるホワイトボードミーティングⓇ
こんにちは。
オン・ストレングス代表 丸本昭です。
先日熊本市内にて、「ホワイトボードミーティングⓇセミナー」を開催しました。
開発者のちょんせいこさんと一緒に、毎年この時期に開催している基本と実践のセミナーです。
参加者は、
自治体職員、
児童養護施設の職員、
高齢者福祉の職員、
教員、
会社員とバラエティに富んでいましたが、
30名の皆さんと楽しくも深い学びの場になりました。
その中で一番印象的だったのは、
長崎県諫早市役所の課長、村川美詠さんの実践発表。
管理職として部署のマネジメントに上手に活かしていらっしゃいました。
ネーミングも素晴らしいのですが、まず「雑相(ざっそう)」。
市民窓口でもあり全員がミーティングをおこなうことはできないので、
課長、課長補佐、各係の代表と合わせた5人で、毎週月曜日に30分程度
スケジュール確認、雑談&相談をする時間を取っています。
特に、気になっていること、共有しておきたい情報、課題 など。
上司はよく「何でも相談してよ」と言いますが、部下からすると、こんなことを言っていいのかなど敷居が高いのが実際です。
「部下がなかなか報告しない」と不満に思うよりも、
上司の方から相談してもらえる環境を作ることが大切です。
その相談の場を、ホワイトボードミーティングⓇを使いながら引き出しているそうです。
また、旬な話を聴くという意味での「シュンギク」という面談もしています。
年度初めに職員面談をするところは多いと思いますが、その面談をホワイトボードミーティングⓇでおこなっています。
内容は、部下と1対1の対話(嘱託職員も含む)を1人30分程度。
課題確認、体調や個人の活動、家族の状況など部下の事情把握、仕事の課題や挑戦を聴いています。
ホワイトボードミーティングⓇのフレームの一つ「定例進捗会議」のレパートリーとして、面談に使えるものがありますので、そういったものを使うのも効果的かもしれません。
私も職員面談を年3回やっていましたが、間にA4の用紙を挟んで書きながら話をすると、部下職員の考えも整理され自分で解決策を見つけることも数多くありました。
面談にホワイトボードミーティングⓇを活用するというのはいいアイデアだと思います。
こういった取り組みを「美詠る化(みえるか)」と読んでいましたが、そこから窓口業務改善が生まれるなど、着実な成果が出ているようでした。
管理職のマネジメントツールとして、ホワイトボードミーティングⓇの可能性を実感しました。
今後自治体の職場に広げていきたいと思います。
ご興味のある方は、「研修例」のページをぜひご覧ください。
ちなみに村川美詠さんは、10月9日に本を出版されます!
「自分もまわりもうまくいく! 公務員女子のおしごと帳」(学用書房)
こちらもぜひ読んでみたいと思います。
ストレングスファインダー®やコーチングについてのブログも書いています。
よろしければ、そちらもご覧ください。
「ストレングスファインダー®で、人と組織の強みを活かす!
プロコーチ、自治体研修講師のまるさんのブログ
強みの上に自らを築く」