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苦手なことに自分の強みで対処する3つの方法

 

こんにちは。
人と組織の強みを活かす、
ストレングスコーチの丸本昭です。
いつもお読みいただきありがとうございます。

 

先日、「おとなのストレングスファインダー」という動画配信を、2人のストレングスコーチとやりました。
1月半に1回のペースでやってます。
1時間余りの緩く語る場ですが、毎回気づきが多い対話の場です。
よければお時間のある時にお聞きください。
(フェイスブックになります。4分ぐらいの所から)。
 ↓  ↓  ↓
https://www.facebook.com/akira.marumoto.3/videos/4116882291721270

動画での今回のテーマは、

「苦手なことを資質でどう対応するか?」

でした。

あなたの苦手なことは何ですか?
そのことに対し、どんな対処法をとっていますか?

先日の動画の中では、
話していくうちに、3つの切り口があるという話になりました。

ひとつは、

「ボトムの資質は上位の資質で補う」

というもの。

私で言うと、32位の「社交性」は、
必要に迫られれば頑張ってそう行動しようとしますが、
やはり下手くそでやってて苦しい。

しかし相手に興味を持つと、
俄然前のめりになって質問を連発し、一緒にいようとします。

これは「収集心×個別化」が発揮されていて、
「この人どんな人だろう。もっと知りたい!」という思いが
「社交性」のように発動している例です。

ストレングスコーチ仲間のAさんも、
「達成欲」34位ながら、
出向先の社員を路頭に迷わせたくない!という思いで皆を巻き込み、
毎晩のように遅くまで仕事を続け、ボロボロの赤字会社を立て直したそうです。
これは「信念」が発動しています。

これらは上位資質で下位資質を補わせた例です。

そして2つ目は、自分の強みが弱みに振れているときに、
それに対処する方法です。

例えば「最上志向」上位の人は、
よりいいものにしたいという思いが強いあまり、
そうでない人やものに厳しく当たることがあります。
つい少数精鋭で動きたくなり、皆を活かすというのが苦手です。

これは、弱みに出ている残念な使い方です。
ある意味、自分視点、部分最適な視点での考え方、行動になったときにおこります。

それを今度は、
「チームとしてクオリティを上げていくためにはどうすればいいか?」
という全体最適な視点に切り替えると、力のあるなしに関わらず、
それぞれを活かす方法を考えます。

人との対立を好まず、もめないようについ遠慮してしまう「調和性」の人も、
「このチームが前に進んでいくにはどうすればいいか?」
という視点に立つと、
ちょっとしんどいかもしれませんが、
本来持つ調整能力を発揮するようになります。

いずれも、自分目線ではなく、

「チーム全体がうまくいくには?」という全体最適の外側からの視線になったときにうまく使えるのだと思います。

 

「強みとしての一番の使い方は、他人のために使うこと」

と言いますが、ある面こんなことなのかもしれません。

そして3つ目は、無理に抑え込まないこと。

動画の中にも出てきますが、
「着想」でいろんなアイデアを出したいコーチは、
つい「着想」を発動してしゃべりすぎてしまうことが悩みでした。
出てこないように押さえつけようとしてましたが、
そもそも資質は抑えこもうとするほど、圧がかかって暴発します。
むしろ、強みとして差しさわりがないようにどう使うかを考える方が得策です。

このコーチの場合は、
「ごめん、10分だけ私の着想で話し広げてみていい?」と許可を取ると、
「着想」を上位に持っていなくて枠を壊せないクライアントからすると、
選択肢が広がる貴重なコーチングになります。

「共感性」で周囲の感情に影響されすぎてつらくなる人も、
感じないように自分のアンテナを制御しようとするよりも、
「私、今話を聞いていて押さえつけられてるように感じるんだけど」
とアサーティブに伝えた方が、
相手は自覚していない場合がほとんどなので、
本人の気づきになり、周囲のためにもなります。
ちょっと勇気がいることかもしれませんが。

せっかくの強みなので、
暴走するからと抑え込むよりも、

「使い方を工夫することで強みとして発揮させる」

ことのほうが、楽だし楽しい。

1.ないものねだりをするのではなく、上位の資質を自在に使えるようにする。

2.自分の強みは他人のために積極的に使う。

3.抑え込むのではなく、使い方を工夫して活かす。

これらの3つは、実は自分の強みを活かす
基本的な考え方なのかもしれません。


 
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