職場で交わされる質問が、職場の風土を作る
こんにちは。
オン・ストレングス 丸本昭です。
エグゼクティブコーチングをするコーチの方の講演を聴く機会がありました。
その話を聴き、腑に落ちたことがあります。
それは、
「職場で交わされている質問が、その組織の風土を作る」
ということ。
リッツカールトンでは、
「俺たちは世界一か?」
という質問が交わされているそうです。
「世界一か?」と訊かれたら、それぞれの職位、部署で世界一になるために何をすべきかを考えます。
質問され、考えることが行動を生み出すのです。
あなたの職場は、お互いにどんな質問をし合ってますか?
例えば事務処理ミスが多く、上司や議会、マスコミから責められている場合、
「間違ってないだろうな?」「今度は大丈夫だろうな?」
という質問が多く交わされるかもしれない。
人間の脳は否定形の表現を受け取りづらいと言われています。
「間違わない」ことを意識すると、「間違う」ことばかり考え萎縮していきます。
思考が後ろ向きになり、積極的に何かをやるという意識は消えていくのではないでしょうか。
同じように、人も自分に対して投げかける質問で行動が決まります。
「上司は自分のことをどう思ってるんだろうか?」
「自分はどう周りから評価されてるんだろうか?」
とばかり自分の中で質問しなければならない職場では、市民や顧客のことよりも組織内の評価ばかり気にして仕事をするかもしれません。
その職場が何を目指しているのか。
共有すべきビジョンに沿うようなポジティブな質問が職場で交わされれば、その組織は明るくエネルギーのあふれる職場になります。
そんな「問い」を考えることも、働きやすく、ひとり一人が力を発揮できる職場作りに必要なのではないでしょうか。
あなたの職場では、普段どんな質問が交わされてますか?
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「ストレングスファインダー®で、人と組織の強みを活かす!
プロコーチ、自治体研修講師のまるさんのブログ
強みの上に自らを築く」