「最上志向」マネージャーの強みの活かし方
「マネージャーのためのストレングスファインダー®」というプログラムをご提供していますが、その中から、強みを自分のマネジメントにどう活かすのか、資質別に解説していきます。
1.どのような資質か
優れたもの、質の高いものを追求する資質です。
良いものをより良くしたい、
効率的に、無駄のないことをしていきたい、
自分自身もより高めたいという思いや傾向があります。
大事なことは「より良く」「無駄なく」「質の高いものを」。
2.マネジメントへの活かし方
本人も気づいていないような部下の優れたところを見つけ、フィードバックしてくれます。特に「個別化」を上位に併せ持つ人なら、ストレングスファインダー®がなくても強みを見出してあげることができます。
ダメなところよりも優れた部分を活かし、活躍できる場を与える人です。「着想」を上位に併せ持つ人なら、他の人が問題児と感じる部下でも突き抜けた強みを見つけ、その強みで活躍させる懐の深さを持ちます。
またメンバーに対しては、プロフェッショナルであることを求めます。
向上心が強く、日々成長することを目指す自分の姿を見せながら、部下に対してもより成長し続けることを期待します。
仕事においては常に改革改善を求め、無駄なく質の高い仕事を目指します。
その思いをチームに浸透させ、より高い成果を挙げようとします。
業務のスクラップ&ビルドができる人で、効果がないと判断すると、思い切りよく事業を廃止したり、縮小していくことができます。
3.リーダーシップスタイル
EQリーダーシップ(D.ゴールマン)の分類で言うと、「ペースセッター型」のリーダーです。
メンバーに対し、常に改革改善を求めたり、現状に満足しない革新的なアイデアや成果を生み出すことを求め、仕事のレベルをより高いものに引き上げようとします。
4.注意点
向上心のない人、新しいものにチャレンジしようという意欲のない人には冷たい対応をしてしまうことがあります。
好きな仕事にはのめり込みますが、興味がない仕事についてはあまり関わろうとしないかもしれません。その姿勢が外から見てもわかりやすいほどです。
細部までこだわる思いが、部下からは「細かい」と感じさせるかもしれません。これはプラスにもマイナスにも働きます。
(注意)
・「ストレングスファインダー」及びその資質名は、ギャラップ社に権利があります。
・個々で書かれる内容は私の知識・経験に基づくものであり、ギャラップ社の公式見解ではありません。
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